忍者ブログ

えっと、それから

お茶汲みおばさんの 猫とピアノと音楽にまつわるひとりごと。猫の様に非常に気まぐれ。試行錯誤のぼちぼち更新。勝手な思いつき仕様。

2024/04    03« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  »05
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「蝶々夫人」の公演日翌日から、伴奏合わせやらレッスンのお伴やらオーディションの伴奏やら、日替わりメニューで忙しかった1週間。
やっと一段落。
久しぶりの完全オフ。
といっても、とある合唱関係のセンセに、定演のチラシ作りを依頼されてたので、丸一日それにかかりきり。
個人的には、面識があってお会いすればご挨拶するという程度の、特に私自身とは関係のない方なんだけど、所属しているオペラ団体としてはお世話になってる方なので。つうか、会長さんの恩師らしいのだが。その方曰く、会長さんから紹介ということだったので(私は寝耳に水だったが)、会長さんの顔をつぶさないために受けた仕事。
何とかラフまで完成。
明後日に、これを持って打合せ。
こだわりの強い方なのだが、すんなり行って欲しいもんだ。
PR
筋肉痛である。
公演後の筋肉痛は、私の場合、足に来るのが普通なのだが、今回は肩・背筋。
つうのも、公演での楽器がカワイの5型。
調律師さんの腕で、繊細な動きには対応できるようにしていただけたのだが、いかんせん体の小さな私、ヴェリズモ・オペラ的な、フルオーケストラがff(フォルティッシモ)で鳴っているような迫力を出すのは、キャパ600のホールでこの楽器では、至難の業。
もうもう力仕事以外の何物でもない。
力技に持ち込むとどうしても動きが大きくなってしまって、ミスも発生しやすくなるから、ここぞというところ以外ではほとんど使わないんだけど、今回はね。。。

疲れた体にムチ打って、次回の仕事の打合せに出掛ける。
なぜ疲れたかというと、公演がはねた後、打ち上げ、二次会でしっかり午前様だったから。
ま、自業自得ですな。
今週はこのあとチェロのレッスンのお付き合い、オーディションの伴奏、と自転車操業が続く。
早く風邪っ気が抜けてほしい。
風邪のヤツ、久方ぶりだからとしつこいんだな。勘弁してよぅ~www。
アクシデント多発の舞台でしたが。
何とか無事終了。
私的には、ミスタッチの多さで不本意な結果。
不利な条件(舞台的な)で、何とか頑張ったんですけどね。
着物姿の艶やかな皆さんでした。
仕事柄、いろんな指揮者の方とご一緒する機会がある。
指揮者と一口で言っても、本当に様々。
ピンからキリまで。
一番酷かったのは、伴奏のピアノに合わせて手を躍らせているだけの人。
こういう指揮者ほど、何かあった時にはピアノのせいにする。

指揮者の仕事って、単にタイミングを合わせる合図をするだけでないと私は思っているし、実際そうなのである。
どんな音楽にするかを指揮棒というツールで演奏者に伝え、なぜそういう棒の振り方をするかを演奏者と意思疎通する、それが役割だと思うのである。
で、棒の振り方の技術が未熟で「この部分は歌を聞いてくれればよい」などということを平気でいう指揮者がいた。ピアノ1本でやる演奏ならそれが通用するかもしれないが、アンサンブルになるとそんなことを言ってたら、合わなくなるのは必至。
内心「自分で指揮をやりますと広言するなら、それくらいは勉強して。でないとオーケストラは絶対振れませんよ」と思うのである。

海外の劇場のオケで、オペラの指揮の経験の少ない指揮者がやってくると、オペラを知り尽くしているオケのコンマスがフォローする、という話を読んだことがある。
私の場合はそこまで高度なことをしているわけではないが、それに近いことをやることになるとは思ってもみなかった。
棒の上手い指揮者の先生の顔を思い浮かべ、ため息をつくのであった。
この数日、2月公演のオペラ「蝶々夫人」のプログラムを作ってました。
当初の予定では、12月中にゲラまでと思っていて(何せ、主婦はお正月がお休みではないから)、原稿締切も12月20日、と告知してあった。そうすれば、1月最初の稽古の際に、原稿チェックしてもらえると思っていたから。
なのに、暮れの声を聞くようになっても原稿が届かず、催促してやっと30日に一部届き、一昨日やっとこさ全部が揃い、というもうブーブーもんです。
それも、待ってというなら、いつまでという目処くらい連絡してくれてもいいんでない?と思うわけ。無しのつぶてなんだもん。忙しいのは皆同じなんだから。
お蔭で半徹2日。
今年は丑年ではないのに、新春から牛が鳴いてしまったよ~、Moooo~。
てんでバラバラな家族の食事時間。
原因は愚息。いつ起きてくるのかわからんという。
外野から、息子に甘い母親、という声も聞こえてくるのだが、甘えられる時くらいはと思っちゃうんだな。
で、その待ち時間にネットで調べ物をしていた。
伴奏するチェロの曲、ベートーヴェンなんですな。作品番号は後の方なのに、作風はそうでもないので、どうなっているんかいなと。
出版された時に付けられた番号だったから、というのがその結論ではあるのだが。
その調べ物(つうか、いつも大体脱線して興味のネットサーフィンになっちゃうのだが)の途中で、読み入ってしまったサイトがある。
偶然たどりついた、ピアニストの故・園田高弘さんに関するサイト。
その中の【レクチャー】というページにあった、ベートーヴェンの「愛と哀しみ」、そして「不滅の恋人」というタイトルを見て、思わずクリックしてしまった。
「不滅の恋人」といのは有名な話だから詳細はさておき、1949年になってベートーヴェンの手紙が見つかった、というのは不勉強な私にとってへえぇなことだったし、ベートーヴェンが不倫(正確には不倫じゃないが)して子供まで・・・というのは(推察の域を出ないにしろ)へぇえ~~!!!、だった。
子供向けの伝記しか読んでないもんで(^。^;)
なんかベートーヴェンのイメージ変わるなぁ。。。

それはともかく、次から次へと読んでいるうちに、我が同意を得たり、と思ってしまったのが「メカニック、テクニック、音楽性について」という文章。大分前に水戸芸術館で園田高弘さんがされた公開講座の内容を文章化したもののようだが、常々私が心がけていることを裏付けしてくれているようで、なんだか、私の思っている方向で間違いないんだと力付けられたような、そんな気持ちになった。ま、心がけているだけで、私の実態は・・・なのが玉にキズなのだけどね。

ご興味のある方、↓がそのサイトのトップページです。
http://www.takahiro-sonoda.com/index.html
ここから【レクチャー】のタブをたどってください。


閑話休題。
園田さんと言えば、ベートーヴェンとバッハの校訂楽譜が出版されていて、何冊か私も持っている。
実際に自分が演奏する時、それを取り入れるかどうかは別として、参考書として見ている。運指などからアーティキュレーション(音楽の、細かな音のつながり方)をどう解釈されているかがよくわかるのだ。
特にインヴェンションは、バッハをやりはじめたばかりの生徒に説明するのにすごく役立っている。
但し、さっきも言ったように、取り入れるかどうかは別、だけどね。
来春3月頭に本番がある、チェロの伴奏合わせに行ってきた。
普通に弾いて合わせるだけなら特に問題ないのだが、その曲に対する自分の勉強をもうちょいしたいなと思って、CDをネットで漁っていた。
普段CDを買うのはHMV。
アマゾンより品ぞろえが良い気がして。
一時は注文しても「入手不可能なのでキャンセル扱い」(特に輸入盤)などという、むむむなこともあったのだが、最近はそれもなくなってきたみたいだし。
参考音源として奏者を選ばないなら、アマゾンのMP3で用が足りるのだが、ちゃんと勉強しようと同じ曲目を演奏者を変えて何枚か購入、となるとどうしてもCDを買わざるを得ない。
物を増やしたくないのは山々なのだが、CDしか無いから、しょうがない。

HMVの商魂たくましい、というか、商売上手なのは、「まとめ買い」という設定。
2枚とか3枚とかまとめて買うと、割引しますというもの。
おまけに、期間限定のクーポンなどというものがメールで送られて来る。
ついついついでにと、買うまでもないかと思っていたものまで枚数合わせにクリックしちゃう。
で、今回、自分へのクリスマスプレゼントに大盤振る舞いしてしまった。
グレン・グールドのボックス。バッハエディション。
CDが38枚とDVDが6枚のセットらしい。
まとめ買いすると5000円も安くなる。で、えいやっと、ぽち。
もろもろ合わせて、2万円。
はてさて、これからやって来る50枚弱のCDをどこに収納するか。。。
大問題。
巷はクリスマスシーズン真っ盛り。
我が家はといえば、ここ数年(10年くらい?)クリスマスツリーも出さなくなって。
子供が小さいうちだけですよね、クリスマスツリーに飾りをつけて喜ぶっていうのも。
最近は電飾ばやりで、うちの中ではなく外でピカピカしているおうちも結構あるけど、そういうものは「見に行くもの」と思っているし。

先日、スーパーでチョコレートがオーナメントになっているものを見つけた。
で、ピアノ教室の生徒にプレゼントしちゃおう、とひらめいた。
プレゼントという程たいそうなものではないのだが。
教室でお知らせなどを貼っているミニ掲示板。
そこに、壁掛けのツリーをかけて、オーナメントチョコをひっかける。


壁掛けツリーの本体は、もう15年も前に手作りしたものなのだが、結構さまになってるじゃん、と自画自賛。
今年のカレンダーの都合で、火曜日レッスンの人は16日で年内終了。
レッスンが終わったら、一つづつオーナメントを持ってってもらおう。
今ある音楽の形態は、キリスト教と共に発展してきたもの。
別にクリスチャンになる必要はないけど、そういう歴史を知ることは大事だよ、とうんちくも付けて。

先週から粗通し→通し稽古→追加稽古→GP→本番と強行軍だったオペラ「修道女アンジェリカ」の本番が終わった。
アクシデント、ハプニング満載だったけど、何とか無事終了。
演奏する上で、「流れ」をつくるヒントをもらった公演だった。
年内の本番はこれで終了。
あとは、年明けの公演の稽古。切り替えなくちゃ。
本をいただいた。
サバネーエフ著
森松皓(あき)子訳
「スクリャービン」ー晩年に明かされた創作秘話ー


来年、2015年がスクリャービン没後100年ということで、記念碑的意味合いももちろんあると思うのだが、スクリャービンの作品(特に神秘主義と言われるようになった作品)を演奏しようと思う方には、必読の書だと思う。

翻訳をされた森松さんは、もう10年以上前、さるピアノセミナーで通訳をしていただき、それがご縁となった方。
本を読む時、半分くらいまで読んだら、後書きを読むという変な読み方をする私。
後書きに「・・・ニコノーヴィッチ教授が離日の際に・・・」とあるのを見て、今は鬼籍に入られた先生を思い出すと共に、日本人のスクリャービンを演奏する者にとって、作品から受ける感じ・インスピレーションからだけでなく、作曲者のその人となりや背景なども出来うる限り知った上で演奏する必要性を、森松さんに託されたのではないかとも思う。

森松さんのご努力は本当に尊敬です。
単なる読み物としてだけなら、もっと簡潔なものがきっとできたでしょう。
でも、そうはなさらかった。
「凡例」のページに記されている「・・・内容を削ることだけは絶対にしなかった。」(傍点付)に、彼女の矜持を見た思いがします。

スクリャービンに興味がある方は、ぜひ一度読んでみてください。
音楽之友社からの出版です。

カウンター

プロフィール

Author:お茶汲みおばば。
能天気なマジメ人間。    
ピアノは一応職業としてます。
趣味でヴァイオリンも弾きます。

にゃんこプロフ

我家の猫軍団です。

はな_001.jpg
その1 「はな」♀です。
H.13年9月生~R元年10月30日没
祖母がチンチラゴールド、母はそのMIX
父は?
好物:ちくわ マグロの刺身 焼き魚
嫌いなもの:掃除機
特技:人間が何か食べてるのを察知すること



その2 「たま」♂です。
H.14.2.20生~H.31.3.31没
一応血統書つき(シャーデッドシルバー)
血統書上の名前は「Bach(バッハ)」などというご大層なのが付いてはいるが・・
好物:開けたての猫缶
嫌いなもの:シャンプーされること
特技:人間の隙を突いて脱走すること


08.10.9
その3 「くろ」♀です。
H.20年6月?生まれ 
母はサバトラ、父は?
小梅さんちから養女に来ました
好物:人間が食べるもの
嫌いなもの:毛を梳かされること
特技:かくれんぼ


その4「みい」
欠員



その5 「千代」♀です。
H.24年5月?生まれ 
梯子消防車で保護されて、成り行きで猫軍団に入隊
好物:きゅうりの糠漬 昆布の佃煮
嫌いなもの:知らない人
特技:網戸登り 虫捕り


里親探しナビ


<< Back  | HOME Next >>
Copyright ©  -- えっと、それから --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by もずねこ / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]