2006/04/03 (Mon) オペラ・ワークショップ Vol.4

すっごい風。
昨日雨にならなかったらしい埼玉の北部は砂塵、もうもう
電車にも少しだけど遅れが出てた。

今日はヴェルディとプッチーニ。
「トロヴァトーレ」を歌った人、表現力豊か。
おまけにこれ、彼女の声質に合ってる。
それが、先生のアドヴァイスで表現力UP。
キャラクターの品位に合った伴奏を、と言われ、
なるほど、と納得。
王妃さまの女官だもんね。
侍女まで付いてる女官なんだもの、高貴な人にちがいない。
私が弾くと、どうもおきゃん過ぎるんだな。
やっぱ、弾いてる人間が「高貴な生まれ」からは
程遠いからなんだろうな、とほほ。

で、プッチーニは「トスカ」
先生曰く「トスカもマダム・バタフライも強い人。
バタフライは内に強い。でも、トスカは外に強い。
強さの表現方法が違う」
なるほど。
「トスカはイタリア人的。
いきなりスカルピアを殺して、いきなり自殺する。
感情が高ぶって、男の服を脱がせにかかる
おとなしいトスカはトスカではない」
ふむふむ。
「日本人は女性のほうから、秘密の別荘に行って、
いいことしましょ、なんて言う事に慣れてない。
恥ずかしがっていてはトスカにならないね」
ああ、色気ね。
私にも無いからなぁ・・・
○姉妹ほどナイスボディーなら、
ちょっとはそういう気持ちもわかるかも、だけど。
悲しいかな、だよ。
で、トスカはアリア１曲だけの予定じゃなかったの？
へ？！　１幕のもやるの？
「センセ、私、初見です。」
「ん？　頑張れ」
ぎょえぇぇー！
トスカ「歌に行き恋に生き」以外は
１度もやったことがなかったから、必死。
でも、何だか「あ、プッチーニだ」って弾きながら思えた。
少しはプッチーニに慣れて来た？のかも？

で、ボエームのアンサンブルの予定だったのだが、
ミミが来ない。
どうやら、ドタキャンの様子。
それも、今回が初めてではないとマルチェッロが言う。
ミミがいないと、アンサンブルにならないし。
先生「じゃ、コーヒーにしましょ」
と、近くの珈琲館に行ってしまった。
個人のレッスンならともかく、アンサンブルで、
他の人も待ってるのに、何を考えているのか。
気の毒なマルチェッロ。
コーヒーも飲まず、帰っていった。
プッチーニの中で、私はボエームが一番好き。
久しぶりにアリアじゃないところも弾けると思って
楽しみにしてたのにぃ。
うー、残念。