2011/03/13 (Sun) こんな時にコンサート

地震で本棚倒壊、などとカキコしたもんだから、お見舞いのコメントまでいただいてしまって。
我が家ではこれ以外のことはありませんので。御休心を。

東京の会社で雑魚寝して一夜を過ごした亭主は、ＪＲが再開したと知り帰宅を試みたのだが。
「買出し列車」さながら（あ、生では知りませんよ。一応お断り）の電車だったようで。
「再開した」とはいえ、一駅走っては留まる、という超乱れダイヤだとかで、中間地点まで車で迎えに出る。
開口一番「死ぬかと思った」、そうな。

倒壊した本棚の復旧は持ち主に任せ、私はコンサートの裏方に出動。
こんな時だから、予定通り開催するかどうかという話もあったが、ホールは通常営業で、このあたりでは特に被害もなかったことから実施を決める。
といっても、昨夜その連絡メールが流れてた頃は、私はドライブ疲れで爆酔、ちゃうちゃう、爆睡中。
今朝になってそれを見て。
で、挨拶文を急遽ひねくり出し、読み上げてもらう。

この度の東北地方太平洋沖地震（東日本大震災）において、被害に逢われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
本日このコンサートにお越し下さいました方の中にも、被災地にご縁のある方、お知り合いが被災された方もいらっしゃるのではないかと心を痛めております。
　この大変な時期にコンサートを実施いたしましたのは、事象は異なりますが、悲惨な出来事、大変な歴史をくぐり抜けて来た大正・昭和初期の先人の心意気、強い精神、そして暖かな心を皆様と共に、このコンサートを通してお汲み取りいただきたいとの思いからでございます。
　今は、遠く離れたこの地より祈ることしか出来ませんが、××オペラ協会では本日のコンサートの収益金をJ新聞社を通じ、日本赤十字社に義援金として寄付いたします。（以下略）

テレビでは未だ寒さの中、救援を待つ人がいるという。
祈ることしかできないもどかしさ。
でも、祈ることしか出来ない…