2010/10/31 (Sun) きびなご

昨夜、オペラの稽古が終わった帰り道、閉店間際のスーパーに飛び込んだ。
この時間だと、えてして欲しい物がなくなっていたりすることもあるのだが、生鮮食料品のお買い得品に当たることもある。
切り身になったサンマが３匹分で100円。
煮魚にしよう。
と、その横でピカピカ光るきびなごを発見。
きびなごなんて久しぶりに見る。

私の里では、青い魚は刺身にしない。
刺身にはしないで、酢締めにする。
暖かい地方だから、万が一のことを考えてのことかなぁ。
そもそも背の青い魚は、痛みやすいもん。
だから、東京に出て初めて「サンマの刺身」「イワシの刺身」「アジの叩き」なるものに出会って、びっくりした。
「アジの叩き」というのは里にもあるけれど、調理法が違う。
どっちかというと、なめろうの部類。
で。
きびなごもやっぱり手開きで酢締めにするのだ。
それで、おろし生姜とお醤油でいただく。
酢締めにすれば、多少の保存もきく。
久しぶりにきびなごを見て、作りたくなった。
値下げのシールが４枚も５枚も貼られたパック。
定価の５分の１。なんと50円。
「煮付けにどうぞ」とあったが、この新鮮さは煮付けにはもったいない。

きびなごを手開きしながら、今では食べることができない、いろんな魚（？）を思い出した。
小さい頃はいろんなものを食べられたのよん。
マンボウとか、海がめとか。イ＊＊とか。
今では貴重な体験。