2007/12/28 (Fri) 血小板 2000

昨日からまた意識のない姑。
主治医に、舅・義姉・私の三人で会って話を聞いてきた。
脳梗塞を起こしたのだそうな。
で、左の脳が壊死（だから右半身麻痺）してる。
CT画像も見せてもらった。

やっぱり、という感じ。
脳梗塞は発症から３時間以内に手を打てば、
かなりダメージが回避できるようになってきたらしいのだが（医学の進歩！）
休日で、おまけに貧血でめまいがするのだろうと
本人も周りも先入観があったから、脳の専門病院に、ということは
考えもしなかった。
さすがにDr.は一応脳内出血を疑ったようで、CTは取ってくれたものの、
脳梗塞は発症直後はCTに出にくいらしい。
（脳内出血とは区別できる）
２度目にとったCT画像では、黒い影がかなり広範囲に広がっていた。

「意識レベルの低下がかなり続いているので、脳梗塞単発ではなくて、
　プラスα（脳炎とか）の要因も否定できない。
　壊死に伴う脳浮腫（脳が腫れること）が収まれば、もう少し落ち着くだろう。
　今後心配な点は、壊死部分からの出血と、脳浮腫が長引くことで
　他の部分に及ぼす影響（例えば脳幹への影響は生理機能そのものへのダメージとなる）」だそうな。

輸血を繰り返すと鉄分が体に蓄積されて行く。
鉄分を体から排出させるのはかなり難しいのだそうで、
鉄分がたまると、血栓や心筋梗塞を起こしやすくなる、
血液検査から姑さんはかなりその兆候が出てますから、
と転院前に説明は受けていた。
でも、そういわれても、どうしようもないからねぇ。

血小板は今2000しかないそうな。
（正常だと10〜40万、1万以下だと生命への危険あり）
輸血しても、その値。
くりかえして輸血を受け、抗ＨＬＡ抗体ができてしまったため、
普通の輸血では抗体反応が起きて、受け付けないのだそうだ。
ＨＬＡを適合させた血小板だけが有効となるのだが、
現実、適合した血小板が頻繁に届くわけではないだろうし。
（適合率は５００人に１人といわれているそうで。）

姑が発病して以来、時折ネットとかで「再生不良性貧血」について調べてみた。
患者の会のHPなどもあるが、病状が進んでしまった事例は
あまり多く見ることはできなかった。
だから、舅も私も、「この先、いったいどうなって行くんだろう」という
不安をいつも持っていた。
決して明るい話ではないのでどうしようかと迷った面もあるのだが、
数年前には10年生存率が１割、といわれた予後の悪い病気、
私の体験がささやかでも参考になる方もいらっしゃるかも、
という思いで、姑の病状を書いてます。