2007/08/19 (Sun) 夕鶴 Vol．17

マエストロによる粗通し。
私がマエストロと合わせるのは、たぶんこれで最後。
しかし、どうしてマエストロと、となるとこうも緊張するんだろう。
弾くことでいっぱいいっぱいになっている自分に、ふと気が付く。
そうなっているところは、多分、音楽が流れてないだろうなぁ。

私って作品が流れるようになるまでに仕上がるのがすごく遅い。
一応の形になるまでにはそんなに時間が掛からないのだけれど、
自分でそこそこ、と思えるようになるには、
一度寝かせる時間がないと駄目な人なのだ。
ずっと弾いていると、自分でわかったつもりになっているだけの部分が、
寝かせてる間に全部落っこちていくからなのかも、と思う。
今回の夕鶴は、譜読みから３ヶ月。
自分では、熟成期間なしで３ヶ月でここまで来れた、と思う一方で、
ここまでしか来れなかったか、と落ち込む。

ま、あと何回か、稽古ピアニストはするけれども、
頭を舞台監督補佐の仕事に切り替えなくっちゃ。
まずは、児童合唱関係のお便り作りのお仕事から。